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NPO現代座公演
 合唱のある二幕四場

約束の水タイトル
現代座公認
「約束の水」 2008年公演

2008年3月16日カウンター設置
いつも水がそばにあった
  あの頃の暮らし
人は、心のどこかで
  水を探しつづけている
作・演出 木村 快
音楽 岡田京子
美術 出川三男
NPO現代座Homepage
公演日程
(2008年4月7日現在)

作品紹介
長野県交流会
伊南:桑原の滝バスハイク
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◆約束の水・ものがたり◆

ミツコは日系ブラジル人。祖母から、日本は人々が山や森や水に囲まれて暮らす国だと聞いていた。その祖母も故郷の村の「約束の水」という湧き水を恋しがりながら息をひきとった。意を決して祖母の国を訪ねてみたが、そこにはもう祖母から聞いていた日本の姿はなかった。山間地にある祖母の故郷も、もう無人地区になっていた。
 ミツコはそこである家族の一団と出会う。家族に無断で山に戻ってきた年老いた父親を連れ戻すのだという。だが、説得する家族には心を閉ざす老人が、なぜかミツコのくちずさむ歌に子どものころの記憶をよみがえらせていく。
 老人はミツコのために「約束の水」を探してやりたいと思いはじめる。ミツコの祖母が歌っていたという歌の旋律をたどりながら、老人の心には在りし日の豊かな村の暮らしがよみがえってくる。老人の家族や知人も、とまどいながらも人と自然のかかわりを呼び覚まされていく。


ありあんさ通信
「ありあんさ通信」は、ブラジル・サンパウロ州にあるアリアンサ移住地とコムニダーデ・ユバ(ユバ農場)の歴史を調べ、日本とブラジルの関わりを考えるための通信です。

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◆水・心のきずな

  豊かさと便利さを追求し続けてきた二十世紀を通り過ぎてみると、夢と希望の世紀であったはずの二十一世紀は一転して、不毛な戦争と環境破壊の世紀になってしまいました。しかもグローバル化した現代社会では世界中の情報が飛び交い、すべてが判っているようでありながら、実はどうすることもできない時代です。もう、自分の国だけがとか、自分だけが何かをしてもどうにもならないのではないかという無力感に襲われます。環境の危機が叫ばれながらも、環境が改善されるきざしはありません。
 日本は世界でもまれな自然豊かな国ですが、日本の自然は人間が深くかかわりながら育ててきた自然ですから、日本人が自然とのかかわりを失ってしまえば、いずれ荒廃していくでしょう。
 演劇は心の共鳴を生み出す芸能として長い歴史を持っています。演劇にかかわる人間として、環境を大事にする心を共鳴させる作品を作りたいと思いました。
 自然のサイクルを生み出しているのは水です。昔から民話伝説の世界では水にかかわる話が多くあります。けれど、現代人の心に訴える水の話はなかなか見えてきません。自然環境とかかわる人たちを訪ね歩きながら、ひとつの水の思い出が、時間と空間を超えて、人間のきずなを取り戻すドラマを作ってみたいと考えるようになりました。水は安全を保証する物理的性質も重要ですが、それ以前に、人間の営みと深くかかわっているからです。


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◆共通のこころの体験を

 演劇は見て楽しむ娯楽だと思われがちですが、演劇のほんとうの魅力は、劇場に集う人々が、こころの中で共通の体験を味わうことにあります。
 もともと演劇はこころの共鳴を起こす芸能でした。人が劇場の中で身を寄せ合い、舞台の俳優たちの行動を無心に見つめるとき、日常生活ではなかなか体験できない、こころの共鳴を起こしています。演劇にはこころの共鳴を通して他人の生活を体験し、自分自身のあり方を確認する魅力があります。
 世の中の暗い出来事ばかりが画一的な情報で伝えられる社会では、一人一人の人間的な努力がひどく無力に思えてきます。未来につづく子どもたちのためにも、現代に生きる人間にふさわしい希望を持ち、希望に向かって生きて行ける自分でありたいものです。
 NPO現代座の願いは、心の共鳴を大事にする人々と一緒に現代を考え、新しい生き方を見つけだす演劇を創造しつづけることです。それがNPOらしい演劇活動のあり方だと思うからです。
木村 快

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「約束の水」2008年公演

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